編集手帳

現代の「稲むらの火」を求む

投稿日:2018年10月15日 更新日:

2018年10月15日付け「編集手帳」要約

江戸末期の安政南海地震の際、浜口梧陵は稲束に火を放ち津波から村人を守った。
後に「稲むらの火」の物語となり、後世に語り継がれていく。
大規模な災害が相次いでいる。
政府や自治体が住民の避難誘導で悩んでいる。
西日本豪雨の際、広島県内で避難勧告に従った人は、わずか0.74%だ。
人間には「正常性バイアス」と呼ばれる、精神の平静を保つ本能がある。
これが災害時に逃げ遅れにつながりかねない。
現代の「稲むらの火」が求められている。

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