編集手帳

どんな思いで見上げればいいのだろう

投稿日:2018年7月7日 更新日:

2018年7月7日付け「編集手帳」要約

坂本弁護士の遺体が発見された連絡は、警察無線をいくつか経由して、東京に届いたという。
外に出て、どんな悲しい電波なんだろうと夜空を見上げたのを覚えている。
教祖は裁判のごく初期に「事件は弟子たちが起こした」と人のせいにした。
死刑の執行で神格化が懸念されるというが、神にほど遠い人物だろう。
夜空に飛び交う執行を告げる電波をどんな思いで見上げればいいか、わからない。

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