編集手帳

魔法を期待するのは夢物語なのか

投稿日:2018年5月27日 更新日:

2018年5月27日付け「編集手帳」要約

カンヌ映画祭で河瀬直美監督とジュリエット・ビノシュさんが出会う。
その縁が監督の創作意欲をかき立て、ビノシュさんが映画に出演する。
それは映画祭の持つ魔法の力を思う。
故郷の奈良にこだわり、作品を撮り続ける河瀬監督が開く「なら国際映画祭」。
9月に開く第5回への補助もが、奈良市議会の反対で未定だという。
芸術への公の金の支出、解けそうで解けぬ、古くて新しい難題だ。
カンヌに重ねて、巡り合いや魔法を期待するのは夢物語なのか。

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