編集手帳

鉄人が見せたドラマを忘れない

投稿日:2018年4月25日 更新日:

2018年4月25日付け「編集手帳」要約

元広島カープの強打者、衣笠祥雄さんが71歳で亡くなった。
死球で肩甲骨を骨折した翌日にも平然に試合に出て、ルー・ゲーリッグが持つ世界記録を更新する2131試合連続出場を達成する。
打った、守った、走った。
野球の魅力をそれ以上のものに押し上げた人だろう。
「鉄人」がグランドで見せたドラマは恐らく、野球の神様でさえ想定していない。
死球を受け、ひょいと投手に手をあげて一塁に走りだす姿を思い出す。
その背の「3」番が情熱の赤に染まった日々を忘れない。

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