編集手帳

もっと触れたい文化がある

投稿日:2018年2月25日 更新日:

2018年2月25日付け「編集手帳」要約

かつての北海道土産の定番といえば木彫りの熊。
アイヌの人たちが古くから手がけていて、木彫家の藤戸竹喜さんもその流れをくむ。
その作品は毛並み、表情、しぐさ、すべてに生命がみなぎっている。
師である父は「アイヌであればこと、熊を知り、アイヌであればこと、彫り上がりに何かあるのだ」と語っていた。
国立民族博物館で作品展が開催中だ。
アイヌ語のあいさつイランカラプテには、あたなの心にそっと触れさせて下さい、という意味があるという。
もっと触れたい文化がこの国にはある。

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