編集手帳

対立は過激派勢力を利するだけだ

投稿日:2017年9月27日 更新日:

2017年9月27日付け「編集手帳」要約

イスラム世界の英雄サラディンの「末裔」クルド人が、独立の賛否を問う住民投票に踏み切った。
過去に迫害を受け、国を求める願いは切実だろうが、イラクや周辺国との間で緊張が高まっている。
「賛成」多数でも拙速は慎まねばなるまい。
イラクの側も、他者への寛容というサラディンの精神を思い起こしてはどうか。
いたずらに対立を深めては、ともに駆逐すべき過激派勢力を利するだけである。

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