編集手帳

辛抱強く向き合うことから始めては

投稿日:2017年9月2日 更新日:

2017年9月2日付け「編集手帳」要約

武田信玄の重臣が筆録したとされる『甲陽軍艦』に、国を滅ぼす大将の特徴が4点記されている。
〈愚か〉〈臆病〉〈強すぎる〉〈利口過ぎる〉。
ようするに指導者には、バランスの取れた資質が肝心だということなのだろう。
この人も、大将として失敗した過去を持つ。
民進党の前原誠司新代表である。
「失敗したからこそ、その痛みや怖さが分かる」と強調する。
まずは辛抱強く、「寄り合い所帯」と呼ばれる党内と向き合うことから始めてはどうだろう。

-編集手帳

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

2017.10.01付け「編集手帳」要約

甘い話の副作用と対処法はいかに

2017年10月1日付け「編集手帳」要約 夏目漱石は無類の甘党だった。 絶えず胃痛を訴えつつ、甘い菓子がやめられずついには糖尿病を患った。 甘い誘惑にあらがえず、深刻な病に至るのは我が国の財政も然りで …

2017.05.23付け「編集手帳」要約

その人を誇りに思う

2017年5月23日付け「編集手帳」要約 WBAミドル級タイトルマッチで、有効打にまさる村田諒太選手がまさかの判定に敗れた。 WBAの会長みずから「ひどい判定」と認めた。 試合の翌日、村田選手はエンダ …

2018.08.30付け「編集手帳」要約

扇風機一つでも寒い

2018年8月30日付け「編集手帳」要約 岐阜の病院で、高齢の入院患者5人が熱中症とみられる症状で亡くなった。 冷房が壊れ、病室には1台の扇風機が回っていただけだった。 暑さがまだ災害と呼ばれない時代 …

2017.08.17付け「編集手帳」要約

謝らない子供を叱りなさい

2017年8月17日付け「編集手帳」要約 「パパ、ランガーさんが窓ガラスで目のボール壊しちゃったよ」。 西洋の小話である。 博愛と平等の心が一枚の美しい硝子ならば、差別と偏見はそれを粉々に砕くボールだ …

2017.05.31付け「編集手帳」要約

緑帯、赤い帯、青い帯…への思い

2017年5月31日付け「編集手帳」要約 〈ゆめみひとみで緑帯/むすめざかりは赤い帯/朱にまじわって白い帯/トウがたったら青い帯/行きつく先は黄ン帯〉 岩波文庫は背表紙の色で分類されているが、かつては …