編集手帳

鏡を責めて見目麗しくなった政権はない

投稿日:2017年7月27日 更新日:

2017年7月27日付け「編集手帳」要約

ありのままに映しだされると不愉快になり、遠ざければ遠ざけたで結果はもっと芳しくない。
鏡は時に厄介なものである。
権力にとってメディアの存在は鏡に似ているかも知れない。
自民党の二階幹事長が、またメディア批判を開陳した。
「我々は料金を払って購読しているのだから、書く方も責任を持ってくださいよ」
「そんなこと(=世論の批判)に耳を貸さない」
〈つらが曲がっているのに、鏡をせめて何になろ…〉。
鏡を責めて見目麗しくなった政権はいない。

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