編集手帳

色鮮やかに感じられない梅雨明け

投稿日:2017年7月20日 更新日:

2017年7月20日付け「編集手帳」要約

きのう、西は中国、四国から、東は関東甲信の各地方にかけて、梅雨が明けた。
例年であれば、白波五人男『浜松屋店先の場』の弁天小僧が片肌を脱ぐ場面のように、色彩の変化を感じるが。
いつもの年ほど鮮やかに感じられないのはなぜだろう。
首都圏に雨の少ない梅雨だったこともあるが、九州北部を襲った豪雨の傷跡が生々しく、夏本番をうたう気分になれないせいかも知れない。
降水量といい、気温といい、何やら“節度”のタガが外れてしまったらしい気象の行方である。

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