編集手帳

1時間19分罵声を受け止めた背中

投稿日:2017年7月5日 更新日:

2017年7月5日付け「編集手帳」要約

1987年、ヤクルト−阪急の日本シリーズ第7戦。
阪急・上田利治監督の1時間19分間に及ぶ抗議は非難の十字砲火を浴びた。
褒めるわけにはいかないが、何かのときにふと、その人の背中を思い浮かべることがある。
阪急を三度の日本一に導いた名将、上田さんが80歳で亡くなった。
〈われ生かす信はわれには唯一なり評する者のあらば我のみ〉
あの日の、男の背中よ。

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