編集手帳

太平楽な政府・自民党

投稿日:2017年6月30日 更新日:

2017年6月30日付け「編集手帳」要約

〈寝テ居ルモ奉公ナリ〉、ぐうたら寝てばかりいる家臣でも、何かの役に立っている。
と、江戸時代の儒学者荻生徂徠は『太平楽』という文章に書いている。
へたに起きていて何かしゃべられるよりは、〈寝テ居ルホウガマシ〉の稲田防衛相である。
都議選の応援演説で、「(自民党候補の当選を)…自衛隊としてもお願いしたい」。
寝言、たわごとに等しい発言である。
「寝ていろ」と言うべきか「起きろ」と言うべきか、安倍首相も指示に迷うところだろう。
訂正がある。
冒頭の『太平楽』は『太平策』が正しい。
緊張感の乏しい政府・自民党の“太平楽”に感染し、間違えてしまった。

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