編集手帳

太平楽な政府・自民党

投稿日:2017年6月30日 更新日:

2017年6月30日付け「編集手帳」要約

〈寝テ居ルモ奉公ナリ〉、ぐうたら寝てばかりいる家臣でも、何かの役に立っている。
と、江戸時代の儒学者荻生徂徠は『太平楽』という文章に書いている。
へたに起きていて何かしゃべられるよりは、〈寝テ居ルホウガマシ〉の稲田防衛相である。
都議選の応援演説で、「(自民党候補の当選を)…自衛隊としてもお願いしたい」。
寝言、たわごとに等しい発言である。
「寝ていろ」と言うべきか「起きろ」と言うべきか、安倍首相も指示に迷うところだろう。
訂正がある。
冒頭の『太平楽』は『太平策』が正しい。
緊張感の乏しい政府・自民党の“太平楽”に感染し、間違えてしまった。

-編集手帳

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

2018.02.02付け「編集手帳」要約

今年も感動を届けてもらおう

2018年2月2日付け「編集手帳」要約 プロ野球の春季キャンプが始まった。 プロはボールの縫い目から打者は回転から変化が分かり、守備ではゴロやフライの動きを予測しやすくなる。 その縫い目は、人間の苦し …

2017.12.02付け「編集手帳」要約

次はどんな歌が流れているだろう

2017年12月2日付け「編集手帳」要約 大衆音楽研究家の長田暁二さんは「川の流れのように」をあえて昭和の最後を飾る流行歌に選んでいる。 あえて、としたのは発売日が1989年1月11日、平成元年の4日 …

2017.01.25付け「編集手帳」要約

人の世は花びらを支え合う世界

藤沢周平さんが69歳で世を去って、あすで20年になる。 裏梅のような、身の凍える風雪のなかでほころぶ梅の花の後ろ姿のように、独特な風情がある作風である。 この20年間、大きな地震、噴火、豪雨災害があっ …

2017.12.25付け「編集手帳」要約

来年は第九の日本初演から100年

2017年12月25日付け「編集手帳」要約 師走の風物詩として定着した「歓喜の歌」。 1918年6月1日、坂東俘虜収容所でドイツ兵らにより日本初演が行なわれた。 この年の11月に第一次大戦終結、12月 …

2017.08.22付け「編集手帳」要約

名探偵に訪ねたい

2017年8月22日付け「編集手帳」要約 シャーロック・ホームズシリーズに、『オレンジの種五つ』がある。 その中にアルファベットのKが三つ並ぶ封筒のことが書かれている。 この週末、人種差別反対を訴える …