編集手帳

顔を洗い出直すのがよろしかろう

投稿日:2017年6月9日 更新日:

2017年6月9日付け「編集手帳」要約

「核」という漢字の中には「亥」が棲んでいる。
18年前の茨城県の臨界事故や、6年前の福島原発事故は、「核」に棲む「亥」の暴走例としていまも記憶に生々しい。
大洗研究開発センターで作業員が被爆した事故。
過去の悲劇は“ひとごと”で、襟を正す気持ちが起きなかったらしい。
核燃料を収めた金属容器を26年間一度も点検しなかったり、顔を覆うマスクを着用させていなかった。
核燃料の扱いに慣れた職場でも、イノシシが子猫に変わることはない。
安全意識も危機意識も低い職場である。
イノシシの水で顔を洗い、出直すのがよろしかろう。

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