編集手帳

大切な忘れ物をしてこなかったか

投稿日:2017年3月11日 更新日:

2017年3月11日付け「編集手帳」要約

東日本大震災が起きてまもない頃、
友人が絵に書いたような寸借詐欺にあった。
「…むしょうに困っている誰かの役に立ちたい。そういう心境だったんだな」という。
テレビに移る被災地の惨状に胸をふさがれ、“やり場のない善意”に身もだえした人は多かったはずである。
心ない避難者いじめのニュースがつづく。
6年という時間のどこかに、人は大切な忘れ物をしてこなかったか。
胸に聞いてみる。

-編集手帳

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

2017.02.14付け「編集手帳」要約

曇りの日に恋しい人

きょうは山本周五郎の没後50年の命日。 浮世の辛酸をなめて生きる市井の人々に慈愛のまなざしを向けつづけた人である。 あらゆる文学賞を固辞した。 不遇の人に読まれることが受賞にまさる誇りだったのかもしれ …

2017.10.19付け「編集手帳」要約

白菊は経済、黄菊は軍事力

2017年10月19日付け「編集手帳」要約 菊は中国では黄菊は白菊よりも序列が上らしい。 習近平総書記の心の中にも序列は白は経済、黄は軍事力だろうか。 きのう開幕した中国共産党大会で、「豊かさから強さ …

2018.04.11付け「編集手帳」要約

日本狼の誕生を夢見る

2018年4月11日付け「編集手帳」要約 〈ヒツジが何匹いるかということはオオカミには問題にならない〉 前回のW杯のコロンビア戦、ハメス・ロドリゲスの活躍に思い浮かべた。 6月のロシアW杯が迫るも、日 …

2017.04.15付け「編集手帳」要約

梅若の涙

2017年4月15日付け「編集手帳」要約 梅若伝説を人々は謡曲『隅田川』にして語り継いできた。 どの時代、どの親にとっても、身につまされる悲しい劇だったからにちがいない。 今年の「梅若忌」は、9歳の少 …

2018.05.23付け「編集手帳」要約

会見を幹部はどう思ったのだろう

2018年5月23日付け「編集手帳」要約 矛盾だらけの世界から身を引くことを決めたに違いない。 アメフトの危険なタックル問題で名前と顔を明らかにし、真相を語った日本大学の選手である。 実践形式の練習を …