編集手帳

虚をつかれぬよう備えろ

投稿日:2017年2月20日 更新日:

2017年2月20日付け「編集手帳」要約

トランプ米大統領の就任から1ヶ月が過ぎる。
「虚実皮膜」を唱えた、近松門左衛門に学んだわけではあるまいが、
虚実をうまく取り混ぜて話す手法は、どこまで本気で、どのあたりから大見えなのか判然としない。
本音に最も近いと目されるツイッターの投稿。
安倍首相の訪米中の「つぶやき」はどれも好意的で日本政府は胸をなでおろした。
だが、新政権の陣容が整うこれからまだ難局があるだろう。
虚実の意味には「互いに計略や秘術をつくして戦うこと」がある。
虚をつかれぬようこちらも備えねばなるまい。

-編集手帳

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

2017.03.06付け「編集手帳」要約

壁が早く取り払われることを願う

2017年3月6日付け「編集手帳」要約 トランプ大統領は、施政方針演説で米国が世界に関与することが必要だと述べた。 孤立主義からの転換なら歓迎できるが、いまだに様々な「壁」の存在を伝えるニュースが続く …

2018.01.16付け「編集手帳」要約

人のために生きなさい

2018年1月16日付け「編集手帳」要約 元あしなが育英会職員、林田吉司さんが病気のために亡くなった。 平成の二つの震災で、遺児の心のケアに尽力した人である。 神戸の施設で、ねじりはちまき姿で遺児らに …

2017.11.25付け「編集手帳」要約

その国名が変わらないことを祈る

2017年11月29日付け「編集手帳」要約 『スティール・キス』(ジェフリー・ディーヴァー著)の中に、事故原因についてこんなセリフがある。 「…中国製のねじが、基準を満たさない金属で出来ているのかもし …

2017.04.18付け「編集手帳」要約

天の計らいはときに薄情すぎる

2017年4月18日付け「編集手帳」要約 踏切内で、立ち止まった高齢の男性を救助しようとして、 銀行員の児玉征史さん(52)が電車にはねられて亡くなった。 勇気。 崇高。 無私。 浮かぶ言葉すべてをも …

2018.04.07付け「編集手帳」要約

残したものは何だったのか

2018年4月7日付け「編集手帳」要約 歩けなかったクララがアルプスの草原に立つ場面を思い出し、涙腺がゆるむ方もおいでだろう。 いくつもの心温まる作品を生み出した高畑監督が82歳で亡くなった。 その人 …