編集手帳

“□溶性”の空欄が埋まるといい

投稿日:2017年1月27日 更新日:

何の業種であれ、仕事に疲労はつきものである。
〈精神の疲労はアルコールを求め、肉体の疲労は甘みを求める〉。
疲労にも“酒溶性”や“糖溶性”の種類があるらしい。
その人の場合は“□溶性”、空欄だったようである。
大阪府内の警察官が、分限免職の処分を受けた。
巡回を拒否し、注意した署長に暴言を返す。
何に疲れ、何に苛立っていたのやら。
その人に一句贈る。
〈無駄だろう?/意味ないだろう?/馬鹿だろう?/今さらだろう?/でもやるんだよ!〉
空欄が埋まるといい。
2017.1.27付け「編集手帳」要約

-編集手帳

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

2018.08.04付け「編集手帳」要約

安心して家族連れで来館下さい

2018年8月4日付け「編集手帳」要約 墨田区の「すみだ北斎美術館」。 今週、会館2年足らずで入館者が50万人を超えた。 夏休みに入り、子どもたちの見学も後押しした。 そこには「北斎漫画」「富獄三十六 …

2018.01.18付け「編集手帳」要約

ふるさとから受けた恩恵

2018年1月18日付け「編集手帳」要約 芥川賞を射止めた若竹千佐子さん(63)は、郷里の「方言」から恩恵を受けた。 作家を目指して何年も苦闘を重ねたが、かつてなじんだ方言に着目したとたん、筆がどんど …

2018.03.06付け「編集手帳」要約

均等に分けることが美徳と言えない

2018年3月6日付け「編集手帳」要約 均等に分け合うことを良しとする美徳がわれわれの心に染みついている。 そう思う習慣のせいで、いつも談合事件の報を聞くと戸惑う。 だが、子細が判明するにつれ迷わなく …

2017.03.23付け「編集手帳」要約

子供は誰もが詩人の心を備えている

2017年3月23日付け「編集手帳」要約 作家・中勘助は幼い頃、「を」が女性の座った形に見え好きだった。 その繊細な感性は“栴檀は双葉より芳し”だろう。 子供は誰もが香り高い詩人の心を備えているのかも …

2017.06.15付け「編集手帳」要約

今思えば皆遠火事のごとくなり

2017年6月15日付け「編集手帳」要約 1997年9月3日、巨人の王貞治選手が756本の本塁打世界記録を樹立した。 当時は、米大使が議題そっちのけで大記録の達成を待つほどの空気であった。 昨夜、40 …