編集手帳

世紀が変わっても古びない標語

投稿日:2017年1月15日 更新日:

1917年内田嘉吉が「安全第一」の訳語をあて啓発に乗り出した。
今年で百年になる。
〈日本人は兎角、ものの規則を無視する性癖があります…
掟を破ることを恥辱とは思はず、それを却って得意がる気風があります〉。
規則順守が安全を守ると訴え、〈慨嘆の至り〉と実態を訴えた。
軽井沢町のバス事故が起きたのは1年前のきょうである。
運行会社に33件の法令違反が発覚した。
世紀が変わっても古びない。
標語を使い始めた先人の望んだところでは必ずしもないだろう。
2017.1.15付け「編集手帳」要約

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