「 編集手帳 」 一覧

2017.01.15付け「編集手帳」要約

世紀が変わっても古びない標語

2017/01/15   -編集手帳

1917年内田嘉吉が「安全第一」の訳語をあて啓発に乗り出した。 今年で百年になる。 〈日本人は兎角、ものの規則を無視する性癖があります… 掟を破ることを恥辱とは思はず、それを却って得意がる気風がありま …

2017.01.14付け「編集手帳」要約

息づかいが行間から聞こえる

2017/01/14   -編集手帳

坂本龍馬の暗殺される5日前の手紙が見つかった。 福井藩の重役に当てた1通は、おのが生命の残り時間を知っていたかのような 息づかいが達筆の行間から聞こえてくる。 この手紙によって、新政府の顕官となった由 …

2017.01.13付け「編集手帳」要約

偽情報の生命力や、恐るべし

2017/01/13   -編集手帳

天皇陛下が美智子さまにプロポーズした言葉、 「柳行李ひとつで来てください」は、誤りだった。 偽情報は人身深く根を下ろすものらしい。 ニュースの体裁を装って流布するネットの時代にはとりわけ厄介である。 …

2017.01.12付け「編集手帳」要約

プロ野球の恩人のひとり

2017/01/12   -編集手帳

晩年のビクトル・スタルヒンから本塁打を打った故・豊田泰光さんが叱られた。 豪速球で満天下を魅了したスタルヒンが、対戦相手でさえ敬意を払わずに入られない功労者であったことが分かる。 日本のプロ野球界を今 …

2017.01.11付け「編集手帳」要約

末は博士か大臣か

2017/01/11   -編集手帳

『大人になったらなりたい職業』で男子の保育園児と小学生で「学者・博士」が2位となった。 前年8位からの急浮上という。 研究以外は目に入らない没頭ぶりは学者に共通する習性であり、魅力でもあろう。 そうい …

2017.01.10付け「編集手帳」要約

同じ道をたどらないように祈る

2017/01/10   -編集手帳

田中角栄元首相の人物像にトランプ時期米大統領が重なる。 元首相は最小限の資料で自分なりの論理を立て、国会答弁を乗り切ったというが、 20日の就任を前に独自の勉強を重ね、準備を整えているように見られない …

2017.01.09付け「編集手帳」要約

新成人に何を伝えるか

2017/01/09   -編集手帳

オックスフォード大学では、上級生が下級生に大人の会話の作法を伝える伝統がある。 だが、作法も何もない、罵詈雑言を重ねる人物が大国の指導者になる。 123万人の新成人が、新たな門出を迎えた。 新成人に何 …

2017.01.08付け「編集手帳」要約

人間は野菜ほど強くない

2017/01/08   -編集手帳

ネギやダイコンなどは冬の寒さに触れて甘みを帯びる。 松が開けたところで、野菜に倣って冷気にあたり、緩んだ我が身に活を入れる。 それもいいかなと思うが、この時期に体調を崩す「正月病」には体を温めて睡眠の …

2017.01.07付け「編集手帳」要約

その人も身のまわりに集めてほしい

2017/01/07   -編集手帳

米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏が、メキシコに工場を新設するトヨタ自動車を批判した。 例によって事実誤認と思い込みを織りまぜた極論である。 アンドリュー・カーネギーの墓碑に刻まれた言葉が知られてい …

2017.01.06付け「編集手帳」要約

どうして出航させた

2017/01/06   -編集手帳

タイタニック号が沈没した事故に新説が発表された。 出航前に造船所で起きた火災によって船体がもろくなり、 氷山との衝突に耐えられなかったという。 どうして損傷に目をつむり、無理に出航させたのだろう。 安 …