「 月別アーカイブ:2017年01月 」 一覧

2017.01.11付け「編集手帳」要約

末は博士か大臣か

2017/01/11   -編集手帳

『大人になったらなりたい職業』で男子の保育園児と小学生で「学者・博士」が2位となった。 前年8位からの急浮上という。 研究以外は目に入らない没頭ぶりは学者に共通する習性であり、魅力でもあろう。 そうい …

2017.01.10付け「編集手帳」要約

同じ道をたどらないように祈る

2017/01/10   -編集手帳

田中角栄元首相の人物像にトランプ時期米大統領が重なる。 元首相は最小限の資料で自分なりの論理を立て、国会答弁を乗り切ったというが、 20日の就任を前に独自の勉強を重ね、準備を整えているように見られない …

2017.01.09付け「編集手帳」要約

新成人に何を伝えるか

2017/01/09   -編集手帳

オックスフォード大学では、上級生が下級生に大人の会話の作法を伝える伝統がある。 だが、作法も何もない、罵詈雑言を重ねる人物が大国の指導者になる。 123万人の新成人が、新たな門出を迎えた。 新成人に何 …

2017.01.08付け「編集手帳」要約

人間は野菜ほど強くない

2017/01/08   -編集手帳

ネギやダイコンなどは冬の寒さに触れて甘みを帯びる。 松が開けたところで、野菜に倣って冷気にあたり、緩んだ我が身に活を入れる。 それもいいかなと思うが、この時期に体調を崩す「正月病」には体を温めて睡眠の …

2017.01.07付け「編集手帳」要約

その人も身のまわりに集めてほしい

2017/01/07   -編集手帳

米国の次期大統領ドナルド・トランプ氏が、メキシコに工場を新設するトヨタ自動車を批判した。 例によって事実誤認と思い込みを織りまぜた極論である。 アンドリュー・カーネギーの墓碑に刻まれた言葉が知られてい …

2017.01.06付け「編集手帳」要約

どうして出航させた

2017/01/06   -編集手帳

タイタニック号が沈没した事故に新説が発表された。 出航前に造船所で起きた火災によって船体がもろくなり、 氷山との衝突に耐えられなかったという。 どうして損傷に目をつむり、無理に出航させたのだろう。 安 …

2017.01.05付け「編集手帳」要約

びっくり箱の蓋がひらく

2017/01/05   -編集手帳

米国の経済界では、株主が四半期ごとの成果を求める。 そのため経営者は短期の損得勘定にことのほか敏感だと聞く。 大統領と国務長官がそろって政治・外交経験のない「トランプ政権」が、 まもなく米国に誕生する …

2017.01.04付け「編集手帳」要約

また明日から仕事か

2017/01/04   -編集手帳

『仕事始め』と題する赤川次郎さんのショートショートは、 〈ーーまた明日から仕事か〉の一文から始まる。 箱根駅伝の復路。 山を降りてオフィス街へ戻っていく道程に、独りごちた方もあったろう。 箱根駅伝で耳 …

2017.01.03付け「編集手帳」要約

駅伝を人間の年齢にあてはめる

2017/01/03   -編集手帳

箱根駅伝のテレビ中継を見ていて、各区間に人間の年齢をあてはめてみるときがある。 平均寿命を全行程とすれば、往路2区は青春前半。 往路5区・復路6区は30代半ばから40代後半。 人生の山坂が重なる競技で …

2017.01.01付け「編集手帳」要約

目尻の1年になるといい

2017/01/01   -編集手帳

小欄は指の先で表情をこしらえる絵師に似た家業である。 心躍る出来事の目尻には微小のシワを畳み、 悲しい事件のおでこには憂いの八の字を刻み、 読者の胸の奥に並べていただく。 目尻の1年になるといい。 2 …